中国製軸受総合カタログ
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- 2 -JRA1.1 転がり軸受の構造の特徴1.1.1 単列深溝玉軸受もっとも代表的な転がり軸受で、広範囲な用途に使用できる。外輪と内輪の軌道は弧状の溝になっており、ラジアル荷重と両方向のアキシアル荷重を負荷できる。高速回転、低騒音、低振動の用途に適する。密封形軸受やシールド付き軸受には、あらかじめ適量のグリースを封入してある。入れ溝が付いた軸受の場合、鋼球の数を増やして基本定格荷重を増加できる。自動車、工作機械、モータ、計器類、建設機械、鉄道車両、農業機械やその他のさまざまな特殊機械に使用できる。深溝玉軸受には次のような種類がある。●基本形取り付けや密封の際に、特殊な条件が不要な用途に適する。● 片側にシールド(Z)または両側にシールド(ZZ)がある形シールドは鋼板製である。両側にシールドのある深溝玉軸受には、製造過程で適量のグリースが充填してあり、軸受の洗浄、潤滑剤の再度の充填などが不要である。非接触シールで、シール付きの深溝玉軸受と比較して摩擦が少なく、高速回転の用途に適している。● 片側にシールまたは両側にシールがある形シールは鋼板補強されたゴム製で接触シールRS、2RS形と非接触シールRZ、2RZ形がある。RS、2RS形はシールド付きの深溝玉軸受と比較して、防塵性、防水性に優れている。しかし摩擦は大きくなり、回転速度はある程度まで制限される。●外輪に止め輪溝フランジが付いた形(N MF)止め輪、フランジを軸受のアキシアル方向の位置決めに使用すれば、ハウジングへの取り付けが簡単になる。面取り軸受幅シール面取り打抜き鋼製保持器(波形)外輪軌道内輪軌道軸受内径軸受外径玉セットのピッチ径●保持器一般に打抜き鋼製保持器が使用されているが、銅合金、合成樹脂形保持器も用いられている。マグネト玉軸受設計的には深溝玉軸受とほぼ等しいが、外輪内径は片側は肩が無く、外輪軌道溝底から円筒面になっており、外輪が分離できるので軸受の組付けに便利である。軸受系列にはE系列:外輪外径許容差プラス公差のものとEN系列:マイナス公差(標準玉軸受に同じ)の2系列ある。一般に、強化ポリアミド樹脂成形保持器が使用されている。軸受内径でφ4~20mmまでを生産している。接触角外輪正面外輪背面内輪1.1.2 アンギュラ玉軸受外輪・内輪と玉とは15°、25°、40°の接触角を標準としている。外輪・内輪と玉は分離できない。接触角が大きいほどアキシアル荷重の負荷能力は大きく、接触角が小さくなると高速回転に有利となる。単列アンギュラ玉軸受一方向のアキシアル荷重とラジアル荷重を負荷できる。通常2個以上組み合わせて用いられる。組合せアンギュラ軸受組合せの種類としては、次のような種類がある。DB背面組合せDF正面組合せDT並列組合せ

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