中国製軸受総合カタログ
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- 6 -JRA2 軸受選定の手引き軸受の種類や形式、寸法の範囲が広い場合、機械装置に期待される機能を満たすために最適な軸受を選択することが、非常に重要となる。軸受を選定するためには、考慮すべき要因について、さまざまな観点から見た分析や評価をしなければならない。このような選択の手順について特に規則はないが、次のような手続きが取られている。(1) 機械装置と軸受の作動条件について理解する。(2) 選択する軸受の必要条件を決める。(3) 軸受の形式を選択する。(4) 軸受の構造を選択する。(5) 軸受の寸法を選択する。(6) 軸受の仕様を選択する。(7) 軸受の取付け方法を選択する。2.1 軸受の使用条件と環境条件機械装置の使用位置、使用条件、および環境条件を正しく決めることは、適切な軸受を選択する際の必要条件である。そのため、次の数値とデータが必要となる。(1) 機械装置の機能と構造(2) 使用位置(3) 負荷(大きさと方向)(4) 回転速度(5) 振動と衝撃(6) 軸受温度(周辺温度と上昇)(7) 周辺環境(腐食、清浄さ、潤滑)2.2 軸受配列の選択通常、軸は2つのころがり軸受によって支持される。軸受のうち1つは固定側軸受と呼ばれ、ラジアルおよびアキシアル方向の荷重を負荷でき、軸受を軸方向に位置決めし固定するために用いる。もう1つは自由側軸受と呼ばれてラジアル荷重だけを負荷する自由側軸受とし、温度変化による軸の伸長や取り付け時のすき間誤差などの調整にも利用する。自由側軸受には、内輪と外輪とが分離できて、軸方向に移動できる形式の円筒ころ(NU、N形)が通じている。固定側軸受の場合、軸方向の動きを防止できるものを選択しなければならない。比較的軸が短く、軸の伸縮が少ない場合には、1方向だけアキシアル荷重を負荷できる円すいころ軸受、アンギュラ玉軸受などを対向させて使用する。取付け後の軸方向の動き量は調整が必要である。もみ抜き保持器内径軸軌道盤ハウジング軌道盤外径調心座半径調心座中心高さ高さ調心ハウジング軌道盤打ち抜き保持器背面軌道径面取り軌道盤高さ背面面取り調心ハウジング軌道盤調心座金中央軸軌道盤調心座金1.1.8 スラスト自動調心ころ軸受ころが球面状で、ハウジング軌道盤の球面軌道は自動調心性がある。きわめて過大なアキシアル荷重の負荷能力を特徴とし、ある程度のラジアル荷重も負荷できる。通常作動時には、油潤滑をおこなう。このような軸受は、水力発電機、縦型モータ、船舶のプロペラシャフト、タワークレーンや圧搾プレスに使用される。もみ抜き保持器球面ころ軸軌道盤ハウジング軌道盤保持器案内スリーブもみ抜き保持器軸軌道盤ハウジング軌道盤保持器案内スリーブ自動調心ころ●保持器通常銅合金もみ抜き保持器が用いられる。

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