中国製軸受総合カタログ
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- 36 -JRA表10.2 はめあいによって生じる軸受内の最大応力軸と内輪ハウジング穴と外輪ここで、σ:最大応力、Mpa{kgf/mm2}d:呼び軸受内径(軸径)、mmDi:内輪軌道径、mm玉軸受………Di≒0.2(D+4d)ころ軸受……Di≒0.25(D+3d)⊿deff:内輪の有効しめしろ、mmDe:外輪軌道径、mm玉軸受………De≒0.2(4D+d)ころ軸受……De≒0.25(3D+d)D:呼び軸受外径(ハウジング穴径)、mm⊿Deff:外輪の有効しめしろ、mmDh:ハウジングの外径E:ヤング率2.08×105MPa{21200kgf/mm2}11 軸受の内部すきまと規格値軸受を軸またはハウジングに取り付ける前に、図に示すように内輪または外輪を固定し、もう一方の固定されていない軌道輪をラジアルまたはアキシアル方向に動かした量を軸受のすきまという。方向によって、ラジアル内部すきま又はアキシアル内部すきまと呼ぶ。軸受の回転中のすきまの大きさ(運転すきまという)は転がり疲れ、発熱、騒音、振動やその他の性能に影響を及ぼす。  ラジアル内部すきま             アキシアル内部すきま図11.1 軸受の内部すきま軸受の内部すきまを測定するには測定値を安定させるため、軸受に所要の荷重を加えて測定する。このため、測定すきまの値は、測定荷重による弾性変形量の分だけ真のすきま(理論上のすきま)より大きくなる。このため真の内部すきまはこの弾性変形量によるすきま増加量を表11.1により補正が必要である。ただし、ころ軸受の場合は、弾性変形量が小さいため無視することができる。軸受を取り付ける前の内部すきまは、理論上のすきまで表される。表11.1~8に軸受形式別の内部すきまの規格値を示す。11.1 内部すきま選定の目安軸受を軸またはハウジングに取り付けたとき、しまりばめによる軌道輪の膨張量、収縮量を理論上のすきまから差し引くと、「取り付けすきま」が得られる。さらに、軸受内部の温度差による寸法変化量を取付けすきまから加減すると、「有効すきま」が得られる。機械に取り付けられた軸受がある荷重で回転しているときのすきま、すなわち有効すきまに軸受荷重による弾性変化量を加えたすきまを「運転すきま」という。この運転すきまがわずかに負であるとき、軸受寿命が最大となるが、実際にはこの状態に保持することは難しい。何らかの影響で負のすきま量が大きくなると、寿命は著しく低下する。従って、一般には運転すきまはゼロかわずかに大きくなる様に軸受内部すきまを選定する。(中実軸の場合)σ= ─・───・d⊿deff2E1+──Di2d2(Dh ∞)σ=E・───・────D⊿Deff1 – ──(Dh=∞)σ=E・───D⊿DeffDh2D21 – ──Dh2De2

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