中国製軸受総合カタログ
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- 41 -12 軸受の潤滑12.1 潤滑の目的と方法軸受にとって潤滑はその機能を左右する重大な問題である。潤滑剤や潤滑方法の適・不適は軸受の寿命に影響を与える。潤滑の利点は次の通りである。●軸受の各部を潤滑し、摩擦や磨耗を減少する。● 摩擦やその他の原因で軸受内部に生じた熱を取り去る。● 転がり接触面に油膜を形成し、軸受の寿命を延長する。●軸受の防錆および防塵。潤滑方法は油潤滑とグリース潤滑があり、この2つの方法の比較を表12.1に示す。表12.1 油潤滑とグリース潤滑の比較項目グリース油密封装置簡易やや複雑潤滑性能良い非常に良い回転速度低速・中速低~高速でも可潤滑剤の交換やや複雑簡易潤滑剤の寿命比較的短い長い冷却効果なし良い含有物の除去困難容易12.1.1 グリース潤滑グリースを軸受内部に充填すれば比較的長期間補給しなくてもよく、密封装置も非常に単純なため、広く用いられている。グリース潤滑の方法には次の2通りがある。1つは、あらかじめ密封軸受の中にグリースを封入する方法で、もう1つは、ハウジングの中にある程度のグリースを充填し、一定の間隔で内部のグリースを充填しなおすか、交換する方法である。また、潤滑が必要な複数の軸受を備えた機械の場合、給脂箇所に配管して給脂する集中給脂法も用いられている。1)グリースの充填量ハウジング内へのグリースの充填量はハウジングの構造や空間容積などによって異なるが、一般には容積の1/3から1/2でよい。グリース充填量が多すぎると、攪拌により発熱し、グリースの変質・劣化・軟化をもたらすおそれがある。ただし、低速で使用する場合は、異物侵入防止のために空間容積の2/3から全部にグリースを充填する必要がある。2)グリースの補給と交換グリースの補給と交換は潤滑方式と密接に関連しているが、いずれの方式を採用するにせよ、清浄なグリースを使い、ごみなど侵入しないように注意することが必要である。また、補給するグリースは同じ銘柄のものが望ましい。補給したグリースが軸受内部に入っていることを確認すること。12.1.2 油潤滑油潤滑は高速および高温に耐える軸受に使用し、振動や騒音の低下にも効果があるので、グリース潤滑が不適切な場合に多く使用される。高温、高速の場合にはジェット潤滑やオイルミスト潤滑が適している。エアロシエルフルイド12の適下可能です。御相談下さい。

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